ドラゴンの舞う空の下

6/29(水)天気:曇りのち晴れ

今日も休みの私、午前中にエアコン掃除というミッションが与えられている。家のエアコンは15年選手でお掃除ロボットが故障しているのだ。フィルターを取り出すと案の定ホコリとカビが仲良くして掃除機でも吸いきれない。フィルター類を全部取り外して風呂場へ持っていき、中性洗剤で丸洗いだ。

 

7時頃から動き出したので9時半にはエアコン掃除は終了し部品を乾燥させるのみとなった、軽く汗ばんで下着は濡れている。だったらランニングでもっと汗をかこうぜとヤングパパスタイルで今日も散歩道、一周目ランニング開始です!

 

昨日に比べれば湿度も気温も低く感じますが風が強い、そして雲の影からオテントサマが顔を出すと暑い!9時も過ぎれば日の高さもまずまずでさっそく汗だくとなってしまいます。

したたる汗

今日は休憩は一回のみでほぼ走りきることが出来ました。走っていて思うのは肺が焼けるようだということと、体の中が空っぽになってスカスカになっている感覚です。タバコをやめて1年経ちますが本格的に運動に取り組むのも久々でまだまだ体が言うことをきかない感じです。さあ2周目、ゆっくり歩きながら散歩しましょう、今日はどんな虫に出会えるでしょうか。

 

ヨモギ

散歩道にヨモギの新芽が見えました、ヨモギには幼い時の思い出が詰まっていて、祖母が毎年草もちを作ってくれたのです。草もちは少し苦く感じるのですが中のアンコと一緒になると何とも言われぬ美味しさで子供ながらに楽しみにしていました。手作りの草もちは時間がたつと中のアンコが少しずつ溶け出してもちと混ざり合い滑らかな層を作るのです、これがまた旨い!

 

祖母が亡くなった後も近所のお婆さんが、私が草もちを好きなことを分かっていたので地区民運動会の時に沢山作って持ってきてくれました。本当に嬉しかったし喜んで食べました。今は地区民運動会はコロナの影響でなくなってしまい、地元の小学校、中学校が他の学校と合併したために地域全体の行事が少なくなってしまったのです。

 

なぜこんなに長く書きたいかというと、路肩に生えている野草が泣きたくなるほど沢山の思い出を運んでくれるということを伝えたいのです。徐々に失われていく地域の人とのつながりを散歩を通して復活させたいです。

 

少ししんみりしてしまいましたが、シジミチョウが元気づけてくれました。

ヒラヒラと足元を舞って元気を分けてくれました。

川の対岸には罠が仕掛けてあります。

熊用なの、イノシシ用なの?

糠がおとりにされているのでイノシシ用の罠かと思いますが、私がこんなに近くに来たら臭いでバレてしまいますね。でも数か月、何もかかっていないのです。

 

ド、ドラゴン出現!

雲の切れ間から大きな鳥…ドラゴンが!雲の感じがRPG、CGじゃないですよ(笑)

シロサギだと思うのですがあんなに高く飛ぶ姿を見たことがありません、首が長いのでドラゴンぽく見えるのです。

 

ほどなく行くとアゲハ蝶が舞っている。期待はしていなかったのですがシロツメクサに止まったじゃないですか、ソロリソロリ…
おおおおおお逃げないぞ!

アゲハ蝶

こんなに近くで撮影できるとテンション上がります。きれいだなあ~

この口のストローがピヨンピヨン素早く動く動く。

他の蝶も見つけます、タテハチョウだと思うのですが見たことがない模様です。

蝶は見飽きない

奇麗な蝶に癒されて進んでいくと喉がカラカラになっているのに気づいてしまったのです。でも大丈夫、私にはビックリグミ(仙豆)があるのじゃ。

水分補給

ビックリグミを食べた人ならばわかると思いますが種の周りが甘いので下で削ぎ落とします。

種はこんな感じ

この種のオレンジの部分が甘いのよ。果肉はトマトみたいな風味があり基本すっぱいです、皮に独特の渋みがあり口の中に残ります、食べ過ぎると舌が荒れると言われます。私には関係ないですけどね。

 

種を飛ばしながら歩いていくと道の真ん中にヘビの抜け殻が落ちています。

2本で1本の長さ

蛇は嫌いですが冒険には欠かせない存在です。他にもカナヘビも道路で日光浴をしていたのですが、さすがに素早くて撮影できませんでした。今日はRPGだな。

 

散歩道の巨木を紹介します。

ケヤキの木

写真ではわかりずらいのですが相当な巨木で祀られるわけでもなく静かにそこに立っています。幹が顔になって話し出さないかと思ってしまいます。

 

テントウムシにも出会いました。脱皮したばかりか色が淡く感じます。

何星テントウかな?

テントウムシは益虫と言われてアブラムシを食べてくれる、良いやつなのです。しかしニジュウヤホシテントウは害虫で主にナス科の植物を食害します。ジャガイモの葉っぱに沢山いるのをよく見ます。

 

今日も沢山の生き物に出会いました。同じ散歩道ですが毎日よく新たな発見があるものです。家に帰ってから自宅庭のビックリグミも食べてみたところ、非常に甘かったので子供達の分まで収穫しました。

沢山のビックリグミ

歩数は1万ぽに届きませんでしたが、夕方息子と散歩すれば届くでしょう。

少し思い出話もしましたが一人で散歩していると、様々思い出します。散歩道にはほとんど人の姿はなく、農作業をしている人を遠目に見る程度です。

昔はもっと人がいて子供たちの通学を見守ってくれていたし、今みたいにスクールバスもないので野遊びにふけって𠮟れることもありました。地域の子供たちに散歩を促す活動ができたら良いですね。

イノシシや熊の出没で散歩を嫌がる親も多いので私が実験台になって遭遇率を導き出したいと思います。