娘の病気

7/25(月)天気:曇り

今日は日勤だった私だが、朝起き上がれずに目覚ましとにらめっこしていた。私より早く起きた息子が騒いでいる。

「お姉ちゃんが吐いてる」と騒いでいたのだ。

私の娘は工業専門学校の5年生なのだが最高学年の今年、生理痛がひどかったり原因不明の頭痛や腹痛に悩まされていた。脳神経外科や消化器内科を受診していたのだが、検査結果は正常で最終的にメンタルクリニックでひどい自律神経失調症と診断され、学校を休みつつ自宅療養していたのだ。

 

 

昨日食欲がなくほとんどまともな食事を取っておらず、脱水だったようだ。早朝具合が悪くリビングに来たのだが水分を取ったとたん嘔吐してしまい、それを目撃した息子はパニックになって騒いでいた。妻も看護師で病院勤め、しかし人員不足で休めないと話す、私は職場へ連絡して介護休暇をもらって妻の職場へ受診させることにした。

 

 

娘は元々色白なのだが顔面蒼白になっていて看護師の私も不安になる。なぜならコロナ禍で大きな病院を受診させるにも予約や紹介状が必要だからだ。悪い病気でないことを願う。受診するとやはり脱水症状で点滴を受けることとなった、2時間かかると言われたので私は病院の付近を散歩することにした。

 

 

実はこの病院の近くには昔妻が務めていた病院が建っていていたのだが、今はさら地となり駐車場となっていた。近くに公園があってよく待ち合わせにつかっていたので行ってみる。

錆びれたウンテイ

そこにまだ公園は残っていたが建物の影になりアスレチックも錆びれていた。

子供の姿はなく寂しさが漂っている。月曜日の午前中では仕方ないが今は夏休み、近所の子供が来ていてもいいのだが…。

 

 

曇っていたが雲の切れ間から日が照り始めると急に気温が上がって暑くなった。

1時間ほど懐かしさを感じながら病院の周囲を歩き戻ってくると「終わりました」と素っ気ないラインが入っていた。点滴が終わった娘は顔色も良くなって元気を取り戻していた。自分でも少し熱中症になっていたかな、水分が不足ししててオシッコも出てなかったもんなと分析を始めるが、アホじゃねんだから水分ぐらい取れよと心の中で思うのだった。

 

 

学童に預けていた息子を連れて帰り午前中は終わった…。

昼食は焼うどんを作ったが娘は妻が作り置きしたおじやを食べていた。

娘は体調不良が続き、出席日数が不足しまともにテストも受けていないので今年は休学することになるだろう。このことについては問題を感じてはいないのだが、体調不良が回復するかは不安が付きまとう。

 

 

同じくらいの女の子が自律神経失調症で悩んでいるという話はよく聞くので珍しいことではないのかもしれないが、看護師あるあるで中途半端な知識が不安を増幅させるのだ。悪い病気が潜んでいないか、親には言えないような悩みを抱えているのではないかなど父ちゃんは心配している。

 

 

気疲れして昼飯を食べた後は寝てしまったので、14時頃から息子を連れだしていつものラニングへ出かけた。二人ともエアコンに冷やされて中々体が温まらずに、息子は折り返し地点ですでにわき腹を抱えていた。

腹痛と戦う息子

しかし何とか走り切りクールダウンのためウォーキングに切り替える。

しかし息子の疲労はいつもより強く腹痛が収まらないのかしかめ面となっていた。

短縮コースを歩いて家に戻った。

オニヤンマ見つけられるかな

外は蒸し暑くて呼吸が苦しかったのでそれも疲労につながったかなと思う。

 

 

家に帰ると娘は静かに眠っていた。ちゃんと呼吸してるかなと確認している自分がいる。子供の頃は病気とは無縁だったがこれが現代病なのかと思ってしまう。

私とは違って賢い子なのだ、体調さえ整えばきっと社会の役に立ってくれると思っているので、何も心配せず療養してほしい。

 

 

私は思う、マダマダ自分がハツラツと頑張る姿を見せていかなければと。

自分ができるのはそれくらいだ。

君たちの父親は君たちにとってのヒーローでなければ。