青空の中で2
6/14(火)天気:晴れ
今日も散歩へレッツゴーです。天気は良いのですが風が冷たく肌寒いです、今日は足元の動植物を入念に見て回ろうと思います。
今の時期だと神様トンボ(ハグロトンボ)をよく見かけるのですがクルマトンボに近い種類だと思います、羽の先が無色なので普段見かけるものとは違うみたいです。
カメラを近づても飛び立たずにじっとしています、風が強いせいか休憩していたのでしょう。
この時期ヘビイチゴが沢山見られます、子供の頃はよく毒があると言われていました。見た目がブツブツで気持ち悪がられていましたが、実は無毒で(美味しくはないそうです)今見ると可愛らしく思います。
少し歩くとタンポポの幹に黒い塊がくっついていました、近くで見ると…
蜘蛛の子供たちが羽化したのでしょう密集していました。こんな物が見られるのはよほど足元を気にしないと観察できません、小さくてもしっかりと蜘蛛の形をしていますね。
タンポポには不思議な魅力があるのでしょう、蜂たちも群がり蜜を求めています。
桑の実が黒くなり始めていました。黒く完熟した実はとても甘く子供の頃、僕たちにはごちそうでした。野球帽の中に集めると汁が帽子に付着して赤黒いシミとなり母親によく怒られました。桑の実を食べてきたのはすぐに親にバレるので不思議で仕方ありませんでしたが口の周りや舌が黒くなっていたので、なるほどなと後で気付くのでした。
タテハチョウがたくさん飛んでいるのですがカメラを近づけるとすぐに飛び立ってしまって捉えるのか難しい。土手の下から這い上がるように隠れながらやっと撮影することができました。この蝶はよほど蜜を吸うのに夢中になっていたのか、しばらく逃げずに風の中アザミに縋り付いていました。羽の裏側がベージュ色で表側のはっきりとした色合いとは違い、優しい雰囲気を受けます。
今まで注意して観察していなかったのですが新しい発見がありました。
地面に黒い物体を発見、よく見ると山桜のサクランボでした。子供の頃は木に登ってまでこのサクランボを取って食べました、味は少しの甘みと渋みがあり美味しいとは思えない味なのですがサクランボという名前だけで美味しく感じていたのかもしれません。
このサクランボは桑の実とは比較にならな程、果汁が黒くシミになります、舌の黒さも桁違いです、よく母親にはお腹を壊すから食べ過ぎないようにと注意されていました。
木登りが得意だったのでサクランボを独り占めできる優越感があってか、樹上から友達に種を飛ばした記憶があります。
子供の頃は通学途中で沢山の動植物に触れ、木の実をほうばったものですが今の子供たちはスクールバスでの通学で山の中で生活していても自然に触れる機会が少なく感じます。親が子供を連れだして散歩でもしない限り、家の中でゲーム三昧ではないでしょうか。
私は散歩は冒険だと思っていてリックの中に水筒や少しのオヤツが入っていれば気分が上がります。大冒険とはいかなくても同じ道でも毎日新しい発見があり生命の力強さに触れることができます。
ブログの中では下手な写真でしか紹介できませんが、皆さんも子供を連れて散歩へ冒険へ出かけてみてください、今まで何気なく通ってきた道が全く違う道に見えるでしょう。