シオカラトンボ・リベンジ

8/18(木)天気:雨のち晴れ

今日は夜勤4日目が終了し明日から休みだ、しかし休みだからと言ってうかうかしていられない。息子の自由研究の手伝いをしなければならないからだ、模造紙を広げて「真夏の大冒険」について構想を練る。私は息子と歩いた20㎞の間、写真を撮りためていたので何枚か現像してきていた。私が地図を描いて写真を散りばめ、息子に自分が歩いて感じたことや今後の目標などを書いてもらう。

夜勤明けの頭で何とか形にして写真を貼るのは後回しにした。

 

 

外は雨が上がり、青空が広がっていいる。

気晴らしに息子と一緒に散歩へ出かけた。

まだ雲は多く厚く漂っている、夕日が雲間から覗いていた。

いつもの道は雨上がりではぬかるんでいる可能性があるので舗装された歩道を歩いていく。

木のトンネル

木のトンネルを抜けいつもの田んぼ道へ出る、田んぼの水も増水し道に溢れ出しそうになっていた。

徐々に雲も晴れて明日の天気を予想させる。気温は20℃前半と言ったところだろうか、湿度は高いが風はヒンヤリと感じる。

 

 

ふと後ろを振り向くと、息子がしゃがんで何かを見ている。

「これなんだ?シオカラトンボか?」と言っている。

そう、シオカラトンボが羽を休めている、近寄っても逃げない、雨に打たれて弱っているようにも見えた。

シオカラトンボ・リベンジ

こんな近くで観察できることはめったにない、なんてキレイな複眼をしているのだろう、息子に感謝だ。

私は虫を発見して写真に収めるために追い回したり、根気強くシャッターチャンスを待つことはほとんどない、いつかゆっくり観察できる機会が巡っていると漠然と思っているからだ。実際、珍しい蝶や普段写真に収めるのに難しいと思える昆虫が弱って動けなくなっていたり、ジッと動かないでいるところに出会っている。

 

 

増水した川を横目に見ながら歩いていき、迫ってきそうな大きな雲を見上げながら進んでいく。息子は落ち着きなくダッシュしたり跳ね回っていたので少し疲れたようだ。

 

 

目の前に大きなオニグモが現れてトンボを糸でぐるぐる巻きにしてた。

恐ろしい光景だ、自分がトンボだったらと考えるとゾッとする。悪いとは思っていても自分の方が強いことを知らしめるためにオニグモの腹を突いてヨーヨのようにしてやった。

 

周囲は暗くなりはじめ、オニグモの気味の悪さと心細さから足早に家に帰ったのだった。だが昨日のリベンジは果たした、ピントの合わないシオカラトンボから至近距離でのシオカラトンボに昇格だ。明日は天気が良いらしい、洗車や家の掃除でもして充実した1日にしたい。