息子と散歩14(反省会)

8/21(日)天気:晴れ

今日は少年野球の新人戦、息子もワンチャン出場の可能背あり、朝から気合が入っている。9時から試合開始、日差しが強くて暑かったが親たちも応援に力が入る。

こんなところにもシオカラトンボ



こちらのチームはピッチャーが立ち上がり好投で3回まで三者凡退に抑え、2回までに6点を上げる、これ以上ない出だしだった。しかし新人戦、4回から雲行きが怪しくなる。

 

何と味方チームのエラーが重なり、急に外野へ球が飛び始めた、4回で何と同点に追いつかれたのだ。私の息子はスタメンではなかったが6点差になった時点でキャッチボールを始めていたがこの調子では出番はなさそうだ。しかしその後点を取っては取り返されてのヒリツいた展開が続く。

 

そして最終回、一点差で2点入ればサヨナラ勝ちの場面、ノーアウトから出塁した選手と代走で息子が選ばれたのだ。しかし牽制球の後にベースから不用意に離れてて危なくアウトになる場面がありヒヤヒヤする。その後足の速い息子は盗塁を決める、しかし…悪送球をセンターがカバーに入って球を持っていたのだが、息子はピッチャーに返すのを確認せずにまたベースから離れてしまったのだ、案の定タッチアウトになってしまった。

 

これには一気に雰囲気が悪くなる。私も「あー」としか言いようがなかった。息子はべそをかきながらベンチに戻ってきて、コーチから説明を受けていた。周囲の保護者から「これが新人戦だから、こうやって覚えるんだから」とフォローが入る。しかしイライラが止まらない、これで負けたら土下座だと腹をくくっていた。それがここから一緒に自主練していた子供たちが頑張る、1番バッターが出塁するとあっという間に3塁まで進み、パスボールで1点を返すと2番バッターがフォアボールで出塁すると3バッターがレフトへ打ち返しサヨナラ勝ちを収めたのだった。

 

試合終了後、コーチ陣から「責めないでやってくれ」と散々言われていた。落ち込んで泣きべそをかいている息子を責める気にもなれず、学校へ戻ってから軽く自主練に付き合って家に帰ってきた。

 

夕方、息子を誘って一緒に散歩へ出かけた。

また雲が出てきた。

今日の試合を振り返り、監督やコーチに言われたことを復習した。子供だから話をちゃんと聞いていなかったり、言われた意味が分からないこともあって振り返りは大事だなと思った。

野球を始めたころ、練習試合で初打席で初デッドボールをくらった息子は球が怖くなっていた。しかし当時6年生だった子が「これで野球嫌いにならないでくれよな、一緒に頑張ろうな」と声をかけてくれて凄く感謝した記憶がある。そのことを息子と一緒に思い出し、野球はチームプレーだということ、今日の借りは試合で返せるようにうまくなろうと意気込むのだった。