コロナの怖さ

7/29(金)天気:晴れ

今日は日勤、いつも通り出勤し、外来を通って病棟へ行こうとすると師長に声を掛けられる。同じ病棟の職員が風症状があって休むため、日勤ではなく準夜勤をしてほしいというのだ、その職員は限りなくコロナの可能性が高いと…。

私は快く了解したが、自分が濃厚接触者になったらどうなるのかと想像したらパニックになりそうだった。子供達も夏休みとは言えそれぞれ予定を抱えている。妻も職場の人員不足で四苦八苦しているし仕事を休むわけにはいかない、私がコロナに感染したら対処云々より、予定が全滅と言うことになる、今更ながらそのことに気づいて青くなった。

 

 

結果的に抗体検査を行った結果、陰性だったのだが同じ職場の人にコロナ疑いがかかると気が気ではない。医療者ながらにコロナはもはや普通の風邪と割り切って対処していく方がいいのではないかと考えるようになってきてはいるものの、感染力の高さや高齢者への影響を考えると予防策を徹底せざるを得ない状況だ。ひとたび感染すればその人の日常や予定があっという間に崩れてしまう、これも怖さの一つだろう。

 

 

そしてワクチンの影響についても不安がある。私はワクチン接種は行うべきかどうかと言うことに関して実は半信半疑だ。自分は3回予防接種を受け、4回目も予定している、これは医療者として未来の子供たちが安心してワクチンを接種できるように微力ながら分母の一人となって安全性の指標になればと思っているからだ。医療者でも中には予防接種を受けていない人も中にはいるし、だからといってコロナに感染する人が多いわけでもない。

 

 

自分の子供にワクチンを接種させるときはかなり悩んだ。職場でも予防接種後に原因不明の体調不良を起こしたり自己免疫系の疾患に侵される人がごくわずかだがいたのだ。元々基礎疾患がある人が多かったが実際にそのような人たちを見ていた私は不安が強かった。娘の自律神経失調症も実際原因は不明だし、ワクチンとの関連性が全くない訳ではないと考えてしまう。

 

 

昨日の疲れが残っていた私にとっては夕方まで休むことが出来たので夜勤は体調的に楽だったが、改めてコロナウイルスの怖さを思い知ったのだ。自分たちだけならまだ良いが、他人の予定まで狂わせてしまう、病気としてだけではなく日常をぶっ壊す側面に気づいた私は、現状では感染対策をしっかり行って、自分がクラスターの原因になってはいけないとつくづく思ったのだった。

 

 

昨日は疲れすぎていたのか歩数のデータを添付し忘れてしまった。本日分と一緒に添付したいと思う、何とか1日1万歩を継続できている。

ギリギリ1万歩継続

 

 

私の仕事3

7/28(木)天気:晴れ

今日は日勤だが手術室へ行くお仕事があって7時45分から出勤だ。昨日頑張って走りすぎて太ももが筋肉痛になっているし、疲れがしっかりとれていない。

詳しいお仕事の内容は難しいので紹介しないが、私からすると慣れない仕事なので緊張する。久々の仕事をこなして自分の病棟に帰ってきた。

 

 

午後からは看護学生さんの担当となっている。受け持ちの患者さんが決まっていたのだが、学生さんが負担となってしまったのか受け持ちを拒否されてしまった。学生さんには本当に申し訳ないが受け持ち患者さんをかわってもらうことになった。

私は雇われ指導者で時々間に合わせで指導員に選ばれる、そんな時に担当を断らなくてもいいじゃないか。

 

 

特別仕事が忙しかったわけではないのだが、普段の疲れの蓄積か、家に帰ってきたときには目が引っ込んでまぶたが重くなっていた。今ブログも最後の力を振り絞って書いている。

 

 

不規則な仕事なのに家族にコロナウイルスの濃厚接触者が出て仕事に来れないスタッフも出来てきていて、出勤者が減ってきている。クラスターなどになったら僕らの仕事はどうなるのかと気が気ではない。

考えがまとまらないので、ゆっくりブログと向き合えるように体調を整えたい。

午前中に燃え尽きろ!

7/27(水)天気:晴れ

今日は夜勤明けの休み、息子のスポ少に付き合うために何とか7時には起きた。

久々に子供たちに交じって練習だ、寝不足のためか体が重い、いつも思うのだが走れる時と動けない時の差が激しい。グラウンドを走ると土に足が沈んで思うように動けない。

 

 

野球経験者ではない私は基本球拾いだ。低学年の後ろについてこぼれ球を拾い集める。

しかし今日は出番が回ってきた、子供たちのバッティングにピッチャーとして選ばれたのだ。私は練習を重ねてコントロールに自信がついてきた、低学年の子供たちに打ちやすい球を投げるのは得意だ。しかしピッチャーをやりたい子供もいて直ぐに出番は無くなり球拾いに戻るのだった。

 

 

子供達は野球の後にプールをひかえていたため普段より早くスポ少は終了した。

私のスマートバンドを確認するとまだ3000歩ほど、消化不良だ。

子供達がプールに入っている間、2時間ある。学校の周辺をランニングして疲れたらウォーキングすればいいやと安易な考えで出発した。

 

 

するとどうだろう、体か軽い。日は高くなり気温も32℃ほどに上昇していたが呼吸は全然苦しく感じない。ペースは遅いのだろうが遠くまで走りたくなって田んぼ道へ入っていく。普段と違う道は距離感が分からなくなってどのくらい走ったのかが分からない、歩数を目安に走っていく。小高い道から周囲を見渡しながらどんどん走ることが出来た。

 

 

ところが急に足の裏に違和感を感じた、坂道を上がったこともあったのか暑いアスファルトの上をひたすら走ったせいか徐々に張ってきているのを感じる。

歩数を見ると1万歩はこえていた、すると走った歩数は7000歩程度、私が普段走っているコースだと5000歩弱なのでだいぶ走った。ここからは無理せずウォーキングとしよう。

 

 

あまり意識していなかったが汗を出し切っていて、かなり喉が渇いていた。出だしが好調だったせいもあり脱水に気づかなかった、しかし学校まではまだ3㎞はありそうだ。

トボトボ歩いていると日光のせいでさらに汗が滴ってくる、しかし汗が体温を下げてくれるので熱中症とまではいかない。汗かきは熱中症に強いと思う。

 

 

何とか学校にたどり着いた。車から2リットルのジャグを取り出しグビグビ麦茶を飲んだ、最高にうまい!私はお酒が飲めない体質なので冷えたビールとはいかないがお茶がこんなにうまいとは。野球でも麦茶を飲んでいたが2リットルはあっという間に飲み干してしまう。炎天下ではこのぐらいの水分は必要だ。

 

 

まだプール終了まで15分ほどあったので車のバックドアを開けラゲッジに腰かけて待っていたのだが、急に睡魔が襲ってきた。気付くとあしたのジョーばりにうつ向いて寝落ちしていた。追い打ちをかけるようにプールから上がってきた息子が学童に行って午後の外遊びをしたいと訴えてくる。仕方ない弁当が無かったのでコンビニまで行って昼食を調達する。

 

 

この時気付いたことがある。私は着替えをもってなかったので汗びっしょりのままコンビニへ行ったのだがエアコンの風で凍えそうになった。普段から気付いていたのだが、ランニングの後、エアコンの効いた室内に入ると足先がひどく冷えるのを感じていたのだ。しかし全身汗びっしょりでアンダーシャツが濡れていると、とてつもない速さで体温を奪われる、本当に震えるほど寒かった。

 

 

学童に息子を預け、早く着替えたい私は自宅へ戻り汗まみれの衣類を洗濯する。着替えてからはエアコンを止めて窓を全開にして床に寝そべった、3時間は眠っていたようだ。こんなに午前中運動することはないだろう、昼寝をしても使い物にならない私は妻に家事のすべてを託すのだった。

後で確認してみたが今回ランニングで5㎞、ウォーキングで3㎞トータル8㎞ほど移動したようだ。夜勤明けで少しやり過ぎた、今晩はゆっくり寝て明日に備えよう。

夏空の下で

7/26(火)天気:晴れ

今日は夕方から夜勤のため、午前中から体を動かそうと思う。

息子は学童に行ってスポ少の野球をして妻と一緒に帰ってくるので今日は独りだ。

8時半からランニングに出たが既に日差しが強く降り注いでる。しかし徐々に体力がついてきたのか最近ではほとんど鼻呼吸で4㎞走破できるようになってきた。

最後ダッシュでしめくくる。

 

 

ランニングからウォーキングへ切り替えてからの汗が滝の様だった。

今日はアンダーシャツが半そでだったために、ただただ汗が流れ落ちる。

でもこれが快感になってきている、日が高くなる前に帰りたい。

 

 

途中オニヤンマが何度も行き来している。草むらに止まったので撮影してみた。

オニヤンマはどこだ?

道端にもオニヤンマの小さいのが止まっていた。

色はオニヤンマだが体が小さい、オニヤンマの仲間だと思うが何ヤンマかは分からなかった。

日射しがジリジリと照り付けて夏を感じさせる。

暑い中でもモンシロチョウだけは元気に蜜を吸っている。

蝶の他に誰もいない、地球上に独り取り残されたみたいだ。

誰もいない

すると励ますように私の指にトンボが止まった。

しばらく私の指から離れない。

仲良しのトンボ

雨の後は草花がぐんぐん伸びて道をふさいでいく。

暑い中だったけどいつも以上に歩き回って、帰るころには汗は止まっていた。

 

 

しかし暑さのピークはこれからで、外にいて汗だくになっているときは服が濡れていようが気にならないが、部屋着に着替えてお尻に汗をかくと不快で仕方がない。だからと言ってエアコンをきかせていると直ぐに足が冷えてしまう。

自分で適温を探りつつサーキュレーターでお尻を乾かしていた。

 

 

2時間ほど仮眠を取ってから仕事へ出かけ、帰ってきて2時だ。いまブログを書きながら時計を見ると2時45分になる、眠気がさしてこめかみが痛い。今日は休みで息子のスポ少に付き合おう、お風呂に入って休みます。

おやすみなさい。

娘の病気

7/25(月)天気:曇り

今日は日勤だった私だが、朝起き上がれずに目覚ましとにらめっこしていた。私より早く起きた息子が騒いでいる。

「お姉ちゃんが吐いてる」と騒いでいたのだ。

私の娘は工業専門学校の5年生なのだが最高学年の今年、生理痛がひどかったり原因不明の頭痛や腹痛に悩まされていた。脳神経外科や消化器内科を受診していたのだが、検査結果は正常で最終的にメンタルクリニックでひどい自律神経失調症と診断され、学校を休みつつ自宅療養していたのだ。

 

 

昨日食欲がなくほとんどまともな食事を取っておらず、脱水だったようだ。早朝具合が悪くリビングに来たのだが水分を取ったとたん嘔吐してしまい、それを目撃した息子はパニックになって騒いでいた。妻も看護師で病院勤め、しかし人員不足で休めないと話す、私は職場へ連絡して介護休暇をもらって妻の職場へ受診させることにした。

 

 

娘は元々色白なのだが顔面蒼白になっていて看護師の私も不安になる。なぜならコロナ禍で大きな病院を受診させるにも予約や紹介状が必要だからだ。悪い病気でないことを願う。受診するとやはり脱水症状で点滴を受けることとなった、2時間かかると言われたので私は病院の付近を散歩することにした。

 

 

実はこの病院の近くには昔妻が務めていた病院が建っていていたのだが、今はさら地となり駐車場となっていた。近くに公園があってよく待ち合わせにつかっていたので行ってみる。

錆びれたウンテイ

そこにまだ公園は残っていたが建物の影になりアスレチックも錆びれていた。

子供の姿はなく寂しさが漂っている。月曜日の午前中では仕方ないが今は夏休み、近所の子供が来ていてもいいのだが…。

 

 

曇っていたが雲の切れ間から日が照り始めると急に気温が上がって暑くなった。

1時間ほど懐かしさを感じながら病院の周囲を歩き戻ってくると「終わりました」と素っ気ないラインが入っていた。点滴が終わった娘は顔色も良くなって元気を取り戻していた。自分でも少し熱中症になっていたかな、水分が不足ししててオシッコも出てなかったもんなと分析を始めるが、アホじゃねんだから水分ぐらい取れよと心の中で思うのだった。

 

 

学童に預けていた息子を連れて帰り午前中は終わった…。

昼食は焼うどんを作ったが娘は妻が作り置きしたおじやを食べていた。

娘は体調不良が続き、出席日数が不足しまともにテストも受けていないので今年は休学することになるだろう。このことについては問題を感じてはいないのだが、体調不良が回復するかは不安が付きまとう。

 

 

同じくらいの女の子が自律神経失調症で悩んでいるという話はよく聞くので珍しいことではないのかもしれないが、看護師あるあるで中途半端な知識が不安を増幅させるのだ。悪い病気が潜んでいないか、親には言えないような悩みを抱えているのではないかなど父ちゃんは心配している。

 

 

気疲れして昼飯を食べた後は寝てしまったので、14時頃から息子を連れだしていつものラニングへ出かけた。二人ともエアコンに冷やされて中々体が温まらずに、息子は折り返し地点ですでにわき腹を抱えていた。

腹痛と戦う息子

しかし何とか走り切りクールダウンのためウォーキングに切り替える。

しかし息子の疲労はいつもより強く腹痛が収まらないのかしかめ面となっていた。

短縮コースを歩いて家に戻った。

オニヤンマ見つけられるかな

外は蒸し暑くて呼吸が苦しかったのでそれも疲労につながったかなと思う。

 

 

家に帰ると娘は静かに眠っていた。ちゃんと呼吸してるかなと確認している自分がいる。子供の頃は病気とは無縁だったがこれが現代病なのかと思ってしまう。

私とは違って賢い子なのだ、体調さえ整えばきっと社会の役に立ってくれると思っているので、何も心配せず療養してほしい。

 

 

私は思う、マダマダ自分がハツラツと頑張る姿を見せていかなければと。

自分ができるのはそれくらいだ。

君たちの父親は君たちにとってのヒーローでなければ。

 

息子と散歩11

7/24(日)天気:晴れ

今日は8時近くまで寝ていたが息子が野球の自主練を申し込んできた。

いつも日曜日は仲のいい友達と学校で自主練しているのだ。昨日の試合の反省点を練習したいと言う、行かざるを得ないだろう。午前中いっぱい自主練に付き合った。

外は30℃で暑かったが子供が徐々に野球が上達していることに喜びを感じて時間を忘れてしまう、二人とも汗だくになって帰宅した。

 

 

今日は妻の作ったソウメンを昼食をたらふく食ってしまった。

昨夜は4時頃寝たので4時間ほどしか寝ていなかったし、夕方息子と散歩する約束をして昼寝することにする。16時にタイマーをセットして2時間ほど眠った。

 

 

夕方涼しくなり約束の散歩へ出かけた、意外と雲も増えて切れ間から光がさしている。

ロールプレイングゲームさながらだ。

旅立ちの日

そして空にはドラゴンが沢山飛び回っていた。

ドラゴンフライ

入道雲が後ろには広がっている。

散歩道で蝶を見かけることが減っていく。蝶からトンボへ様変わりしたかのようにトンボが所狭しと飛んでいる。そのなかで貴重なモンシロチョウを見つけた、よく観察しよう。

シロツメクサも枯れ気味だ

息子とトンボを見ていると頭や肩に普通に止まってくる。

指を立ててみると…。

指にトンボ

警戒心のないトンボが多く、道端で踏まれているトンボも多く見かける。とにかく数が多い。珍しいトンボがアスファルトに止まっている。

何トンボ?

大きさは普通のトンボより一回り大きくオニヤンマよりは小さい。シオカラトンボと同じくらいの大きさだが体がメタル塗装だ。ギンヤンマかなとも思った。しばらくギンヤンマは見ていないのでどんなトンボか忘れてしまっていた。

勇者よ進め

カエルスープの場所へ行ってみたが水量が多く何もかにも流されていた。

しかし小さな生物を見つけた。

ちびガエル

オサムシ

息子はオサムシをクワガタのメスと間違えていたがこいつは森の掃除屋さんだ。写真の中にはもう一匹何かの虫が隠れている、分かるかな?

自然の中にいると観察力と想像力が鍛えられるような気がする。

 

夜勤明けにしては充実した一日を過ごすことが出来ました、それは散歩とこのブログの作成がいいスパイスになっているように感じます。明日も頑張ろう。

昼寝の切れ目

 

うまくいかない日

7/23(土)天気:曇り時々雨

今日は夜勤入りにも関わらず、息子の野球の練習試合があり私は応援に参加した。

朝7時30分に小学校へ集合し試合会場へと向かったのだ。

今日は蒸し暑く曇ってはいたが、雲の切れ間から日がさすとジリジリ暑く体力を奪われた。

 

 

今日は夕方16時半から仕事だったため15時半には家を出発する計算だ。看護師は仕事前に色々と準備や情報収集が欠かせない、余裕をもって行くつもりだった。

しかし試合が終わったのは12時半、小学校へ戻って反省会、家に着いたのは14時だった。1時間は横になりたいと車の中でおにぎりを食べていたので着替えてそのまま横になった、目覚ましは二重にかけてある。

 

 

夢の中で妻と大喧嘩をしている、あまりのリアルさに目が覚めると15時30分、明らかに寝坊した。目覚ましにも全く気付かず眠っていたようだ。高鳴る鼓動を引きずりながら慌てて仕事へ行ったが遅刻にはならなかった、土曜日と言うこともあり日課はなく病棟内も落ち着いているように感じた。

 

 

しかし何故かうまくいかない。夕食を配膳中にお茶碗とお椀が配膳車に引っかかり床に落としてしまった、夜勤帯は調理室まで交換しに行かねばならない、ガッカリしていると今度は電話が鳴る。患者さんの家族からの電話だった、電話対応していると、早々に食事を済ませた患者さんたちが薬をもらいに来る。手が回らない、患者さんたちには少し待ってもらってから服薬の対応をした。落ち着いたところで代わりのお膳をもらいに行く。

 

 

夕食を待たせてしまった患者さんは怒ることはなく穏やかだった。そんな時だ大きな音がして隔離室(カギのかかる個室)へ行ってみると患者さんがお膳を投げ床一面に食器を散乱させている。幸いだったのは食事を全部食べてから投げたので食事は散乱していなかった。

患者さんは「暴力団だ、殺される」と興奮していた、食後の薬を勧めたが拒否されたので時間をおいて関わることにする。

 

 

ここまでくると今日はうまくいかないと感じてしまう。いったん自分たちの食事を済ませ、巡回していると拘束中の患者さんが「しょんべんしてしまった」と話している。オムツから尿がもれ衣類から寝具まで全部交換だった、その後も扉をたたく音がしていってみると「おしっこ」と知的障害の患者さんが呼んでいる。この患者さんは自分の寝具へ放尿していた、ほんの数分間の間に汗だくとなってしまう。

 

 

21時の消灯の時間まではバタバタしていた。お膳をひっくり返した患者さんは結局落ち着くことが出来ず、お薬を飲むのも困難だったので複数の看護師の応援をもらって注射で対応した。幻覚や妄想と言うのは怖いもので自分が意図せず粗暴な行動に出てしまうことがある、看護師は安全に対応するため複数での対応が原則なのだ。

 

 

さて消灯後の私は睡魔との格闘となる。同僚の看護師さんに「あれよね、これよね」と話しかけられたが全く頭に入ってこない。とにかく冷たいコーヒーが飲みたかったが、水筒を忘れてしまい、自分のコップで作ったホットコーヒーを冷凍庫に入れて冷やしていてたらカチコチに凍らせてしまった。あれだけ走りこんだ私の体力は見る影もなく、普通のオンチャンに成り下がっていた。

 

 

帰りの車の運転も眠気が襲ってきたが、窓全開で顔に虫が当たるのを感じながらなんとか無事に家に着くことが出来た。

子供達はとうとう夏休みだ、昼食の準備や野球の練習、父に課せられた任務は多い。残された子供たちとの時間をめいいっぱい全力で過ごしていきたい。